突然ですが夫が無職になりました。
ダブルインカムでなんとか成り立っている我が家にとっては結構なピンチでした。
それでも「なんとかなるっしょ!」と気楽に考えていました。
結果、大したことにはならなかったのですが
夫が無職になっていろいろ考えたり感じたことを思い出がてら綴ります。
無職になるまでの経緯
会社を辞めたいと言う
↓
かるーく転職活動をはじめる
↓
転職先が決まってないのに辞めたすぎて辞める
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約1ヶ月の有給休暇中に転職活動を本格化
↓
それでも決まらず有給休暇期間が終了
↓
・・・無職に!
簡単に言うとこんな感じです。
ひらりー自身はほとんどの期間が非正規雇用ということもあって、社会人経験10年ほどで5回も転職しています。
そんな転職大好き人間なのですが(笑)、もちろん在職中に転職先を決めるのでブランクがあったことはありません。
なので、夫が次を決めずに辞めた時は「新しいな…!」と思いました。
夫の勤め先は給与水準が同業種の中でもかなり低く、将来性が全くなかったので転職自体は大賛成でした。
しかし次が決まってないのに辞めるのは、さすがに「えっ?!」と思いました。
夫は特別なスキルがあるわけでも、経験値があるわけでもないので、転職はそんな甘くないのに大丈夫かなと思っていました。
有給消化と転職活動
そんなこんなで有給消化期間に突入、転職活動を本格化させました。
すると意外と面接がコンスタントに決まっていき、ちらほら通過のご連絡も頂くようになりました。
「この調子だと、意外とすんなり決まっちゃうんじゃない?」
我が家にそんな楽観ムードが漂っていました。
そして予想通り、その時点での第一希望の会社から最終面接通過の連絡がありました。
その会社に好印象を持っていた夫は、働く気満々で条件面談に出かけていきました。
目先の利益より無職という選択
さて、条件面談を終えた夫の反応を見てすぐにわかりました。
提示条件が微妙だったんだな・・と。
ここからは我が家のCFO(最高財務責任者)であるひらりーの出番です!
給料自体はちゃんと前職よりアップしていたんです。こちらが提示した希望最低年収も一応クリアしていました。
しかし、月30時間の残業・往復3時間以上の通勤時間を想定するとコスパが悪い。
うーむ。CFOとしてはあまり乗り気になれません。
夫は条件面以外はその会社を気に入っていて、なにより、もうすぐ有給消化期間が終わってしまうことに不安を感じて悩んでいました。
そう、この内定を蹴ったら無職になることがほぼ確実となる時期でした。
一家の大黒柱が無職になることは、家計にとって大きな打撃です。
妻として「早く決めちゃおう!」と言うこともできました。
しかし、我が家には「ただの労働者を卒業する!」という大きな夢があります。
それなのに自由にできる時間もお金もぎりぎりでは、これまでと大して変わらず、また夢が遠のいてしまう!
目先の利益や安心より、長期的にプラスになることを選ばなければ!!
ということで、CFOとして「べつに急いで決めなくていいよ。」と伝えました。
なんとなく世間的にはブランクにマイナスなイメージあるけれど
よく考えたらブランクの何がいけないんだろうと。
ブランクならブランクで、その時期に経験したことがなにかしらの強みになることだってある。
そんな感じで、どんどんプラス思考に話し合った結果、夫はその会社を辞退しました。
専業主夫トレーダー

数日後、ついに夫は無職になりました。
夫は有給休暇中から、ほとんどすべての家事をこなしてくれていました。
以前はできないと決めつけていた料理もすっかり上達しました。
フルタイムで働いているひらりーにとってはこれが最高に楽で、感謝感激でした。
そしてもうひとつ、夫は株トレードを始めていました。
日中チャートを見ていられるし、途切れる収入をまかえたらラッキーとの思いからです。
我が家では、「確定拠出年金」や「つみたてNISA」を積極的に活用しており投資には前向きな考えを持っています。
しかしデイトレードとなると、投資というより投機なのでちょっと話は変わります。
そんなひらりーの心配をよそに、夫は結構利益をだしていました。
「この調子だと、1人分の給料くらいなんとか稼げるんじゃない?」
我が家にそんな楽観ムードが漂っていました。
「このまま仕事が決まらなかったら、しばらく株で稼ごう。」
「それならもっと田舎に住もう。通勤の必要もないから沖縄に住むのもいいね。」
そんな楽しい妄想が広がっていきました。
無職の夫を抱えて、楽観的すぎな夫婦です。。
ちなみに、これがいわゆるビギナーズラックだったということは言うまでもないと思います(笑)
このときの株トレードのお話は、また別で書こうと思います。
さて、夫が無職になり株トレーダーになったこのお話。長くなったので次回に続きます…!
つづきはこちら→ 夫が無職になりました。その②